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”せせらぎの古民家 からうす”さんでの2日間
■Photo ■せせらぎの古民家 からうすについて
Photo
せせらぎの古民家 からうす


からうすさんのパンフレットより引用

川(石畳の川)や水路が古民家に接し、自然と長い年月共存をして来た歴史(築85年)を今に残し、自然の偉大さと共存の大切さを教えてくれ、人間という動物の本能を蘇らせ、自然体の自分を見つめる事のできる農村体験の古民家です。
小国では、水路を利用し水車で精米所を営んでいた所を”からうす”(唐臼)と呼んでいます。
古民家”からうす”は、江戸時代から自作農家を営み、昭和前半まで維持してきましたが、時代の移り変わりと共に”からうす”も取り壊し新しい家を築きました。
しかし、時代は古きものを見直す時代となり、倉・馬屋・百姓屋が残っていましたので、古き物の活用で皆さんに安らぎを取り戻していただき、私たちも沢山の人と出会い勉強できれば、次世代の人に語り継ぐこともでき、人間の愚かさと素晴らしさ、また、人間が未来に何が必要かを託す場所であれば幸いに思い、古民家の活用を思いつきました。
”からうす”では、小国の古くからの田舎料理を賞味していただき、不便さの中に田舎の良さを味わっていただき、泊まりたい人は泊まり体験もできるようにしています。
(旅館ではありません。農村を体験していただき、リフレッシュしていただく会員制の古民家です)














熊本は阿蘇郡小国町にある”せせらぎの古民家 からうす”さん。
この近辺は、黒川温泉や満願寺温泉など全国的に有名な温泉地である。
今回、ここ”からうす”さんにお世話になるきっかけとなったのが、昨年秋に家族で大分、熊本に旅行することになり、USCBにとって二十数年ぶりに熊本(小国町)に行く機会となり、この家に挨拶に訪れた時に”民泊”を始められたことを聞いた。
家の外観は、昔よく来ていたころの面影もなく、完全に新築したものと思ったが、先ほどの話を聞かされ、案内してもらった。
すると、家の下へ降りて行くと古い家が一部残っており、懐かしさがこみあげてくる。
また、実際に農村体験をされている宿泊客の方も数名おられた。
「たしかに小さいころ、ここに泊まったなぁ…」と。
もう古い家はないものと思ったが、こんな形で残っていたことは喜ばしい限りだ。
実は、ここのご主人はUSCBの従兄である。本当に二十数年ぶりの再会だった。
「また機会を作って遊びに来てくれ」…そう云われると本当に来たくなる。
以前から、九州をツーリングしたいと思っていたから、ちょうど良い機会なので今回お世話になった。
昔は、親の里帰りで来ていただけで、ただの田舎で川遊びができる程度にしか思ってなかったが、こうやって来てみると、改めて田舎の良さがわかった気がする。
自分たちが社会人になった今、ストレスのたまる毎日を都会で過ごしていると、まわりの自然や温泉などが身も心も癒してくれる。

 















初日、空が薄暗くなるころに着き、ご主人、奥様、伯母が出迎えてくれた。
挨拶、メンバーの紹介を済ませると、ご主人に近くの町営温泉に連れて行ってもらい、ゆっくりと温泉を堪能させていただいた。
帰ってきてから、ご主人より”からうす”さんの設備等の説明をしてもらい、そして、奥様自慢の夕食が用意されていた。
ここ小国町ではウド、ワラビなど、豊富な山菜が採れるので、その山菜料理を振舞っていただいた。我々にとって、普段なかなか賞味できるものではなかったので、とても新鮮で美味しかった。
その後は、酒を飲み交わしながら明日のツーリング計画、そのほか、いろいろと話をしていた。


2日目の晩はバーベキューをしていただいた。
ご主人のはからいで、USCBがここへ来るということで、近くの親戚、従姉たちも集まってくれた。
雲仙、島原ツーリングからの帰りがすっかり遅くなってしまったのに、みんな待ってくれていて本当に申し訳なく思った。
子供のころに来て以来の再会となり、みんなで大いに飲み食いしながら思い出話などを語り合った。
バーベキューでは、ご主人の手作りのテーブルを囲んで炭焼き、鉄板焼きなど、食べきれないほどの料理をもてなしてくれた。
その後、ご主人と奥様に近くの奴留湯(ぬるゆ)温泉に連れて行ってもらった。
この温泉の湯温は37℃ほどで、名前のとおりぬるい湯の温泉であり、入っていても寒さを感じるほどだったが、あがって服を着れば体がポカポカしていたので、さすが温泉と思った。
この奴留湯温泉は、いろんなガイドブックにも紹介されているので有名である。
温泉から戻ってくると、午前1時をゆうに過ぎていたので、その後はみんな爆睡であった。

翌朝は、昨日の疲れがあったので9時過ぎに目が覚めた。
朝食には、特別に伯母が「山菜おこわ」を作ってくれ、できたてで山菜の美味しそうな香りもあって、これが非常に美味しかった。またいつか来る時も是非召し上がってみたいものである。

そんなこんなで、ここで二日間を過ごさせていただいた。
我々3人も、正式に”せせらぎの古民家 からうす”の会員となった。
今回はツーリング目的で来たので、農村体験はできなかったが、今度来た時はゆっくりと農村体験をしてみようと思っている。
そうすれば、都会暮らしの人にとって、もっと癒しになるのではないかと思う。

もし、興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょう。

連絡先

熊本県阿蘇郡小国町宮原1665−1
せせらぎの古民家”からうす” 奴留湯 哲宣
Tel 0967−46−2856

最後に、”せせらぎの古民家 からうす”の皆様、集まってくれた親戚の皆様、
いろいろとありがとうございました。



                                        文:USCB   Photo:USCB/GSX/BMW


 



 

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