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”1100F”と過ごした日々-
■Super bold'or ■CB1100Fの泣き所 ■CB1100Fの乗り味 ■CB1100Fの長所 ■CB1100Fの欠点
cb1100fd-us

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何としても欲しくて無理して購入した1台。
日本高度成長期の真っ只中から、ホンダ大型バイクを乗り継ぎCB750Fに乗っていた頃、必死になって探し回っていた。
そんなとき、とあるshopで輸出モデルのCB1100Fが目に入る。「これだ!!」早速50万で購入。USモデルで中古車...外観も良くない状態だった。
逆輸入車といえども、国産バイクなんだから部品代もそんなに高いと思うことなく、ヨーロッパ仕様に変更する為にハンドルを注文。ところがそれを取り付けようとすると...フロントフォークの違いを発見!これまた注文...
このあと地獄が待っていた。CB1100Fという同一のモデルと安易に考えていたら、想像以上に違いが多く大変な出費になる。(無知とは恐ろしいものだ。)


view-1

--CB1100Fの泣き所--


分解-1

スタータークラッチとセルモーターが、ビッグトルクのケッチンの餌食になり交互にイカれる。とうとう我慢できなくなり、セルモーターを分解。コイル巻きなおしてパワーアップしたが、高圧縮比の重たいエンジンには歯が立たなかった。


とうとう思い切って、エンジンのオーバーホールに挑戦、クランクまで分解、メタルベアリング交換、ピストン、バルブあらゆるパーツ交換したが...その結果...パーツ代は...恐ろしい金額の請求書が来たのは言うまでもない。

分解-2
分解-3分解-4 

--CB1100Fの乗り味--


cbr-xx and cb1100f

これがホンダ車と疑うほどびっくり!外観は750Fそっくりそのもの、またがると750と違いずっしりと重い。
エンジンに火を入れ、クラッチをミート。従来感じていたホンダ車のジェントルなイメージに反し、低回転域が荒々しく、トルクフルな走りである。当然のことながら交差点グランプリで負け知らず。
信号待ちでラフにアクセルを開けすぎると、路面にブラックラインを残すほど恐ろしい加速感は、今のバイクにはない強烈な魅力を感じさせる。
中〜高速域は...最高速度という面で、やはり現在のマシンのほうが絶対的に有利。このマシン自体、発進/加速-強烈仕様になってるんで仕方ないところ。とはいうものの、200km/h overは確実!(経験済)それより上は風との戦い&エンジン磨耗が進むだけだから無駄というもの。
たぶん、メーター読みで210km/hあたりが限界?
ブレーキも、この荒々しい加速と、半端じゃない重量を受け止めなければならないので、効かないわけがない。が、時代が時代だけあって、握力に自信がないとちょっと...(現在のマシンと比較するのは無意味というもの。)
それでも、「ズオン!」という排気音や振動、メカノイズ、何といってもモーレツな低速トルクという点で他にないフィーリングがあった。
コイツにはさっきの経済的理由で1年半しか乗れなかったけど、その後はCBR1000F,CB1000SF,トライアンフデイトナ,CBR1100XXに乗り継いで現在に至っている。チャンスがあれば、もう一度乗ってみたいマシンの一台である。


--CB1100Fの長所--


今でも通用するスタイル!長くてスマートなタンクに流れるようなデザイン、CB750FC譲りのカラーリングにサイドカバーの「1100F」のエンブレムが光る!今でも、心が奪われるほどのカッコよさが最大の魅力。今のCBシリーズのスタイルの原点といえるもので、20年近く前に確立していたとこなんか、スゴイというより偉大!?である。
今のネイキッドバイクと同じ感覚で、ハンドルの切れがよく、Uターンが楽!
燃費がよいリッター16キロは楽勝。

side-view(view-2)

--CB1100Fの欠点--


分解-5

タイヤが細くすべる...決して、現在のマシンと比べてはいけない。当たり前か。
スタータークラッチが弱いので(CB750Fと同じため)半年で壊れるし、セルモーターもすぐ駄目になる...外国の長距離走行に合わせて作られているので、発進/停止を繰り返す日本の交差点だらけの道など眼中に無いよう。この割り切りも凄い!

写真/文:CBR(XX);企画/構成:Eleven-kai(MAJP)
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